キレやすい発達障害の子供にもアンガーマネジメントは有効?原因と対処法は?

ムカつく.comらしい話題と言えば、そうなのかもしれないし・・・。そうじゃないかもしれないと言えばそうじゃないかもしれない。

 

ムカつくことは誰にでもあります。でもそのムカつきをどう「コントロール」していくのか!?が、今注目されています。それが「アンガーマネジメント」です。

 

そして、キレやすい人にも種類があり、今回は「発達障害」を持つ人に、その「アンガーマネジメント」が有効かどうか。見ていきたいと思います。

 

発達障害というのは、子供も大人も一定数の人が抱える、能の障害ですが、その障害に気づかずに生活している人もすくなくありません。

 

もしかしたら、キレやすい人は、これを読むと納得することが沢山出てくるかもしれません!!

 

キレやすい発達障害の子供にもアンガーマネージメント有効?

 

まず「アンガーマネジメント」って何?

 

1970年頃アメリカで誕生したと言われている、「怒りの感情」と上手に付き合うための心理とレーニングのことです。

 

日本でも最近話題となり、各地で「アンガーマネジメント」に関する講演が行われており、その知名度と共に受講者はどんどん増えています。

 

「アンガーマネジメント」を学ぶことにより、人が人にキレる【負の連鎖】を作らない世の中を目指しています。

 

では、「アンガーマネジメント」が発達障害の子供に有効かどうか?

 

発達障害の子供はその特性ゆえに周りから見ると「キレやすい」と思われがちです。

 

しかし、それは障害ゆえに感情のコントロールと、衝動的な行動をうまく自分でコントロールできない障害ゆえの特性です。

 

その特性を、障害をもつ子供自身がうまく自分でコントロールできるようになれば、「キレやすい」状況を回避できるのです。

 

現実に、発達障害の子供に向けて「アンガーマネジメント」を試みている団体もあるようですが、本格的にアンガーマネジメントを行うには、子供にとってとても高いハードルです。

 

しかし、絵などを利用したカードを使いトレーニングを重ねることが有効なのではないか。という事です。

 

つまり、怒りの感情を度合いで表した「カード」を作り、子供が怒りを覚えた時にどのカードがふさわしいか。選択するのです。

 

まずは、アンガーマネジメントの前に【自分の怒りの気持ちを的確に表現する】ことから学び

 

慣れてきたところで、カードにそった行動を学んでいく。と言う方法です。

 

こうして、文章上で見ると、キレやすい発達障害の子供にとって「アンガーマネジメント」は有効なように見えますが

 

それは、発達障害の特性ゆえ「忘れてしまう」ことがかなり邪魔をするようで、繰り返しのトレーニングでも身につくまでにはかなりの時間を要するようです。

 

キレやすい発達障害の子供の原因は?

 

発達障害の子供がどうして「キレやすい」のか、通常の人にとってはわかりずらいと思います。

 

その前に「発達障害」って何!?という段階だと思います。発達障害を簡単に説明すると、生まれ持った遺伝により、「脳の発達に偏りがある」という事です。

 

なので、発達障害の子供と診断される場合、その「親」も発達障害であると診断されることが多く、今「大人のADHD」として少しずつ認知され始めています。

 

では、発達障害にどのような種類があるのか、簡単に説明します。

 

自閉症・・・・・・・・・・人とのコミュニケーションが苦手・強いこだわりを持つ

学習障害・・・・・・・・・読み書き計算が苦手で、会話を正しくすることが難しい

ADHD・・・・・・・・・・注意欠陥・多動・多弁・物忘れが多い・空気が読めない

アスペルガー症候群・・・・特定のことだけに興味を深く持つ・他とのコミュニケーションが苦手・知的の遅れはない場合が多い

 

ざっと分けてこのような感じになります。本来ならばもう少し細かく分類されるのですが、今回は「アンガーマネジメント」がテーマなので。

 

では、本題のキレやすい発達障害の子供の原因ですが、特にADHDの特性に注目をしてみてください。

・多動

・多弁

・注意欠陥

・空気が読めない

 

この4つの特性が「キレやすさ」につながっているのです。

 

ADHDの子供は「衝動的」に動くことが多く、周りの状況の判断が難しいのが特徴です。

 

通常ならば、「これをやろう!!」と思ったらその行動の前に【準備】【計画】が入るのですが、ADHDの場合、「やろう!!」と思った時点ですでに行動に出ています。

 

それ故に、ADHDの子供には怪我が多いのですが・・・(やりたい→危険→やめるのプロセスがないため)

 

その【準備】【計画】のプロセスがないと、やろうと思ってもうまくいかない事は通常ならば理解できますが

 

ADHDの特性を持っている子供にとって、どうして思い通りにできないのかが理解できません。そしてパニック→怒りへとつながっていきます。

 

そして、これもまたADHDの特性なのですが、それほどできなくてパニックになり、怒ったとしてもすぐに忘れてしまうのです。

 

「じゃあ次はちゃんと計画をたててみよう!!」という考えを持ち続けることが難しいのです。

 

「発達障害の子供がキレやすい」と言われるのは、障害ゆえの衝動性により、子供自身がパニックに陥っているためなのです。

 

【対処法】アンガーマネジメント

 

発達障害の子供がキレやすい理由について、理解していただけたでしょうか?

 

では、アンガーマネジメントの話しに戻ります。アンガーマネジメントとは【怒りの感情をコントロールする術】です。

 

「自分の【怒り】の感情とうまく付き合う」ことにより、人間関係、仕事などが円滑となり、生活が豊かになることへつながるスキルです。

 

【怒り】

自分の何らかの要望を表現するための方法のひとつ

 

【怒りの感情】

怒りの感情の前に、違う感情が存在する(悲しみ・いらだち・不安・恐れなど)それが二次感情の「怒り」となって現れる。

 

【怒りは伝染する】

負の感情は、近くの人の負の感情までも目覚めさせる

 

【怒りのピークは6秒間】

この時間をいかに過ごすかがアンガーマネジメントの鍵です。

 

【できないことはあきらめる】

キレても変えられない事は変えられないのです。割り切ることも大切です。

 

発達障害の子供がキレやすい原因が、わかったところで【対処法】となるのですが、障害を持っていてもある程度の年齢になれば、上記5つの内容を理解していくことが可能になってきます。

 

その時に、まず子供の【怒り】はどこからきているのかを振り返り、その【怒り】を自分が客観的に聞いたらどんな気持ちになるのか。

 

そして、パニックになる前に「気持ちをどうやって落ち着けるのか」自分なりの方法を考えてみて、パニックになりそうな時に平常心に戻すルーティーンとして取り入れる。

 

最終的に、その【怒り】の時間は必要だったのかを振り返る。

 

といった、学習を繰り返し、繰り返し、繰り返し・・・・。学んでいくことで「キレやすい発達障害」の子供でも自分の感情をコントロールできるようになるのかもしれません。

 

ただし、発達障害の場合ここに例に挙げた「ADHD」だけを持っている。という場合が少なく、複合的に様々な発達障害を持っているので

 

周りがそれぞれの特性を見極めて、感情のコントロールの方法を教えていくことも大切です。

 

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