保育園の保護者のクレームやトラブルにムカつく?原因や対処法は?

どの保育園もスタッフは不足しがちで、全ての子供たちを平等に完璧にみていくことは難しくなっています。

 

勿論、事故やアレルギー対応、体調不良などに関しては厳密に取り組まなければなりませんが、

 

些細なことにクレームがつけられたり、個別対応が難しいことがありますよね。

 

本来、子供のケアがお仕事の保育士さんにとって、こうした事案に割かなければならないパワーはバカにできない状況で、それがもとで離職するケースも増えています。

保育園の保護者のクレームやトラブルにムカつく?

 

 

子供が自宅と同様に一日の大半を過ごす保育園にいる間、確かに子供に関して責任を負うのは保育士の仕事です。

 

しかし、分刻みのカリキュラムをこなすことで精いっぱいの上に、毎日状況は変わり、保護者たちの過剰な要求は増えるばかり。

 

「保育のプロだから」

「お金を払っているのだから」

と“権利”を主張されると断りづらい申し入れがあったりします。

 

また、月齢の小さい子供たちは個性に加えてそれぞれの発達にバラツキがあり、

トイレトレーニングや食事、

着替え、お遊戯など、

周囲の子と完全に同じことができる子ばかりではありません。

 

そうしたことも含めて指導の問題にされてしまうと、保育士の力量に対してのクレームにつながりますが、家庭内で一対一で過ごすのと訳が違う保育園では、全てを一人の保護者の思うとおりには展開できないことが多いのです。

 

クレームを入れる保護者がムカついている以上に、保育士も人間ですから、笑顔の裏側でムカつくことも当然あるのだということを忘れてはいけないのです。

 

保育園の保護者のクレームやトラブルの原因とは?

様々なことに関して個別対応を求められ、その期待に応えられないとクレームがくる、というのは保育園の永遠のテーマです。

 

保育士が保護者ファースト我が子ファーストともいうべき要求の全てに対応できるわけはありません。

 

皆さんそれぞれに「自分だけは特別!」と思っているのでしょう。

 

さらに、権利を主張することが大事とされている時代なので、声高に依頼すれば我が子に対して希望するケアが受けられるのではないか、と期待して、あるいは確信して吹っ掛けてくるのです。

 

また、現在は共働き率がとても高く、お母さんはみなとても疲れています。

 

そうした感情の持って行き場がない時に、保育園で引っかかることが起こると、些細なことがクレームになり、拗らせて大問題に発展してしまうことも。

 

場合によっては子供たちのお友達関係まで巻き込んでしまうこともあるので、保護者のそうした動向には注意が必要ですね。

 

対処法はあるの?

 

クレームはどんなに理不尽でも無視できません。

 

受け入れて答えを出さなければならないのです。

 

また、トラブルが起こったとされる場合にも、きちんと調べて客観的に状況を調べ、詳らかにし、しかるべく処理をしなければなりません。

 

そこに保護者と保育士の感情が絡み、こじれると後々厄介です。

 

こうした事態に、自分の心を守りながら対応していくために有効な手段として、アンガーマネジメントという方法があります。

https://mukatuku.com/anger25-52

 

“anger management”とは、「怒り」や「衝動」予防、制御するという考え方です。

 

最近では煽り運転の予防などにも有効な手段として知られるようになりました。

 

自分の「怒り」を知ると、相手の「怒り」のメカニズムが解ってきます。

 

クレームに込められた「怒り」や複雑な感情に振り回されず、要因を正しく把握し対処できるようになっていくのです。

 

トラブル・クレームの裏側にある苛立ちや不安、過剰な期待の正体が見えれくれば、双方が納得できる着地点を見つけられる可能性は格段にあがるのです。

 

 

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